シクラメンの育て方。秋は植え替えに最適な季節です。もう一度花を楽しむのであれば大きな鉢に植え替えましょう。葉や茎が弱った場合は休眠させて夏越しを。種からの栽培は手がかかるので、シクラメンの育て方は花の咲いた鉢からがおすすめです。
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シクラメンは種から育てるのは手間がかかるので、鉢植えを買って育てるのがいいでしょう。冬から春にかけて花を楽しみますが、咲き終わった花は病気や害虫の原因になりますので摘み取ります。この時はさみで切ると腐りやすいので、根元の方を両指で摘んでねじるように引き抜いて下さい。また専用の殺菌剤を使っておくと安心です。
シクラメンは寒さには結構強いのですが、夏の暑さには弱くて葉や茎が弱ってくるケースがよくあります。もう一度花を楽しみたいのであれば、シクラメンの鉢には徐々に水を与えないようにしていき、そのまま乾燥させて休眠状態で夏越しをします。
風通しの良い涼しい日陰で雨に当たらない場所に置いて夏を過ごしたら、球根から新芽が伸び始める9月〜10月頃に土を少しほぐして、一回り大きい鉢に植え替えます。そして水と肥料やりを始めます。発芽し始めたら日当たりの良い場所に移して、水分も多く与えるようにしましょう。
シクラメンの原種は地中海沿岸、トルコからイスラエルにかけて自生していました。当時はじゃがいものような食用として花よりも塊茎部分を重用していたようです。その後花の品種改良が行なわれ、一般的に見かける大鉢のシクラメンが生まれ愛好されました。その後ガーデニングしやすいミニシクラメンに人気が集まりましたが、最近は野性味あふれるシクラメンの原種にもファンが増えているようです。
ちなみにシクラメンの花言葉は「恥ずかしがり屋」ですが、これはソロモン王の伝説で、王冠にシクラメンの花のデザインを取り入れることを王がシクラメンに頼み、了承してくれたので感謝すると恥ずかしがって下を向いてしまい、以来シクラメンの花は下を向いているという話に由来しています。
歌手布施明の歌った「シクラメンのかほり」という曲が1975年に大ヒットし、音楽だけでなくこの花の人気も急上昇しました。しかし園芸店や花屋では芳香を期待した客からのクレームが殺到。実はシクラメンは品種改良と共にその香りを失っていたのです。
このことがきっかけで、香り豊かな原種と掛け合わせる研究が進み、香りを放つ種類が栽培されるようになったそうです。余談ですが、曲名が「シクラメンのかおり」ではなく「かほり」だったのは、小椋佳さんの奥様のお名前が「かほり」さんで、この名前の文字「かほり」をどうしても使いたかったから、だそうですよ。