みょうがの食べ方は甘酢漬けなどが中心で、味噌汁や天ぷらくらいしか料理に活用されないのはなぜなのか。食べすぎると物忘れがひどくなるのは本当なのか。こうしたみょうがの食べ方や栄養、効能などについてご紹介します。
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みょうがの料理といえば甘酢漬けやみじん切りにしてご飯にのせて食べるなど、同じ仲間である生姜と比べて食べ方のレパートリーが少なめですよね。
それはなぜかというと、みょうがのの特徴である香り成分は加熱するとすごく減ってしまう性質があるので、せっかくみょうがを入れても意味がなくなるからなんですね。それでも天ぷらとかさっと揚げて食感を楽しむ調理法ならみょうがのよさを生かせますが、みょうがと豚肉の味噌漬け焼きとかだとちょっと惜しいかも。味噌汁は薄切りを最後に入れて香りを残すといいですね。
ちなみにご飯にのせる時は大葉を散らせるとさらに香りがよくなりますし、マヨネーズとかつおぶしをみょうがと合えてもコクが出ますよ。また、漬物ではきゅうりの浅漬けを作る際にみょうがを刻んで加えると一味変わって美味しくなるそうです。
茗荷(みょうが)という名前の由来は、大陸から生姜とともに持ち込まれた際、香りの強い生姜のほうを「兄香(せのか)」弱いほうを「妹香(めのか)」と呼んでいたのが後に生姜と茗荷に転訛したという説が濃厚です。
主な栽培地は高知県、群馬県、秋田県ですが、自生している地域も多いので夏になるとみょうが採りに行く人も多いですね。ただ注意しなければいけないのは、みょうがの生える場所はいかにもマムシが好みそうなじめじめした所が多い上に、みょうがの花(食べる部分)は地面すれすれに生えているため、収穫しようとしてマムシに指を噛まれたという被害が毎年多く出るのです。
棒で草を掻き分けてマムシがいないか確認してから手を伸ばしたほうがいいですね。収穫後に保存方法は保存袋に入れ霧吹きなどで水分を与えて冷蔵庫に。洗ってみじん切りにして、小分けして平らにして冷凍保存すれば一ヶ月は持ちますよ。
「食べると物忘れがひどくなる」と俗に言われるみょうがですが、これは釈迦の弟子で物忘れが激しく、死ぬまで自分の名前を覚えることが出来ない人がいて、その人の墓に生えた草に釈迦が「茗荷」という名をつけたことからこんな俗説が生まれたようです。
実は物忘れどころか、みょうがの香りの成分には脳を刺激して眠気をすっきりさせたり集中力を増す効果があるのです。栄養成分はビタミンCとカリウムが含まれており、発汗を促したり、呼吸や血液の循環を良くしたり、消化を促進したりします。さらに辛味の成分には口内炎やのどの痛みを抑える効能があり、熱を静めて毒を制する働きもあります。